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◇111.重要事項説明書のチェックポイントについて◇  


 売買契約を締結するに先立って、不動産会社は買主に対して重要事項説明書を書面にして行うことが法律で義務付けられています。
 重要事項説明書は買主と売主(不動産会社)や仲介業者が同席して行われます。説明者は必ず宅地建物取引主任者証を提示し、記載事項を説明していきます。補足資料がある場合は随時その説明を行います。
 重要事項を聞く上での主なチェックポイントを以下に挙げます。
1.売買の対象となっている物件の所在地、面積等が登記簿の内容と同一かどうかを確認します。さらに添付されている登記簿謄本の交付された日付が新しいものであるかチェックしてください。
2.登記簿の所有者と売主が同一人物であることを確認します。万が一違う場合は、所有者と売主の間で結んでいる売買契約書を確かめ、売主がその権利証を保有しているか確認してください。
3.物件に抵当権が設定されているケースがありますので、決済時までに抹消されることを確認しましょう。
4.購入物件の法的な制限を確認します。購入物件は将来建替えが可能なのか、どのような建築上の制限を受ける場所なのか、どのくらいの床面積を増築できるか確認しておきましょう。
5.飲用水・電気・ガス・排水等の設備状況はどうなっているのか。特に排水は公共下水道かどうかを確認します。未整備の場合はいつ整備されるのか、工事の費用負担はあるのか、その金額はいくらなのか確認してください。
6.売買代金以外に固定資産税の精算金等の費用がかかる場合がありますので確認してください。
7.一度締結した契約を解除する場合(手付解除、引渡前の滅失・毀損の場合の解除、契約違反による解除、ローン特約による解除等があります。)の手続きやペナルティーについても確認しておきましょう。
 説明が終了し、内容をよく理解した上で買主は書類に署名、押印をします。
 重要事項説明書には専門用語も多く使われますので、分からない箇所があれば遠慮なく説明者(主任者)に聞きましょう。


宅地建物取引主任者  坂口 光希 (2005/1/8)