◇117.地価が下がっているのに土地の税額が上がるのは?◇  

 地域や土地によって評価額に対する税負担の格差がある(例えば同じ評価額の土地があっても実際の税額が異なる)のは、税負担の観点から問題があることから、平成9年度以降、次のように負担水準の均衡化を重視することを基本的な考え方とした新しい負担調整措置が講じられましたが、平成15年度以降もこれを促進する措置が講じられています。
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 具体的には、現実の地価水準と比較して負担水準が高い土地は税負担を引き下げたり、据え置いたりする一方、負担水準の低い土地はなだらかに税負担を引き上げていくしくみとなっています(下表参照)。
 したがって、地価動向に関わりなく全ての土地の税額が上がっているわけではなく、税額が上がっているのは、地価の上昇している場合を除けば、地価が下がっているけれども戸々の負担水準が本来の水準より低い土地に限られます。
 このように、現在は税負担の公平を図るために、そのばらつきを是正している過程にあることから、税負担の動きと地価動向が一致しない場合、つまり地価が下落しても税額が上がるという場合も生じているわけです。

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宅地建物取引主任者試験合格者  大田 康弘