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◇144.国税路線価と実際の土地評価について◇ 

8月1日、全国の国税局、税務署で相続税や贈与税の算出基準となる平成19年分の路線価が公表されました。
 路線価は、主要道路に面した1平方メートル当りの土地の評価額で、県内では、富山市、高岡市、射水市等、各市町村の一部で路線価が実施されております。
 又、路線価は『毎年1月1日を評価時点として、地価公示価格、売買実例価額、不動産鑑定士等による鑑定評価額、精通者意見価格等を基として算定した価格の80%により評価している』となっております。すなわち、実勢価格(実際に取引されるであろう価格)よりも2割程度低い価格での評価が路線価になっているということになります。
 近年の土地の値下がり傾向から、“路線価そのものが、売買価格だ”という声を耳にしますが、それは年間で2割前後の大きな割合で、値下がりしていた頃のことで、最近の傾向としては、地価公示、地価調査の変動率が、数パーセント程度の下落、又横ばいの所も多くなり、下げ幅は縮小傾向になってきております。
 更に今回の路線価の中でも県内最高値(富山市桜町一丁目 駅前広場通り)は昨年の440千円/㎡から変わらず、又、先頃オープンした総曲輪フェリオ周辺では、上昇路線も見られます。
 上記のことから、【路線価÷0.8】で算出した価格(㎡単価ですので、÷0.3025で坪単価になります)で、おおよその土地価格を把握できるものと思います。
 例えば、路線価が48E(1㎡当たり、千円単位、Eは借地権割合50%)となっている土地であれば、
  48,000 ÷ 0.8 ≒ 60,000円/㎡
  となり、更に坪単価に直すと、
  60,000 ÷ 0.3025 ≒ 198,000円(坪単価19万8千円)
  となります。

 尚、この路線価図は管轄の税務署で御覧になれますし、国税庁のホームページ、路線価図等閲覧のコーナー  (http://www.rosenka.nta.go.jp/)で平成17年分から本年分の全国の路線価図が御覧になれます。



宅地建物取引主任者   小田 裕之