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 2012年11月 

◇178.セットバックについて 


 弊社のちらし中で「セットバック要」と記載されている物件についてよくご質問を受けますので、今回はこのセットバックについてご説明させて載きます。
 
 都市計画区域内で住宅を建築する際に、建築基準法42条1項各号に該当する幅員4m以上(一部については6m以上)の道路に間口が2m以上接していなければならない(建築基準法43条)という規定があります。しかしながら昔から建物が建ち並んでいた地域では、幅員4m以下の道に接している敷地がたくさんあります。そこで建築基準法42条の2項において、この規定が適用される以前から建物が建ち並んでいる幅員4m未満の道で、特定行政庁が指定したものについては42条1項の規定にかかわらず道路とみなし、現況道路の中心線から水平距離2m(一部においては3m)の線を道路の境界とみなす事となっています。例えば現況幅員3mの場合、道路の中心から敷地までの距離は1.5mですので、現況の道路と敷地との境界から50cmさがった線を境界とみなす事になり、敷地に関する権利はあるのですが、その部分には住宅や塀などの建築物は建築できないことになります。この50cm後退することをセットバックといいます。この規定に該当する道路は通常「2項道路」と呼ばれています。
 
 尚、前面道路が建築基準法42条1項各号に該当している場合でも、側道・背面道が「2項道路」に該当するときは各々セットバックが必要になります。地区計画で敷地面積の最低限度の定めがある場合、セットバック後の面積が最低限度を下まわると、原則として建築物の建築はできなくなりますので注意が必要です。

 ご購入の際は敷地が接道するすべての道路について十分ご確認されることをお勧めします。


宅地建物取引主任者 大田 康弘