FC2ブログ

◇199.アパート、マンションの契約における家賃保証会社について 


  最近のアパートやマンションの賃貸借契約では連帯保証人の代わりに家賃保証会社への加入を義務付ける
契約が多くなってきました。

 家賃保証会社というのは文字通り家賃を保証しますが、これは借主が貸主さんへの家賃の支払いを保証す
るためのものになります。つまり貸主にとっては毎月の家賃が入居者に代わって保証されるのですから、万
が一入居者の支払いが滞っても家賃が入ってくるというわけでとても心強いものになります。一方、入居者
側には契約時におよそ家賃の半額相当の保証料の支払い等がありますが、連帯保証人をつけなくてよいとい
う部分で両親や兄弟に負担をかけさせないことが出来るかもしれません。

 賃貸借契約における連帯保証人とは通常の保証人とは異なり「催告の抗弁権」※1や「検索の抗弁権」
※2というものがありません。契約者と同等の立場になるため連帯保証人の負担が大きいと言えます。その
ため保証会社を利用することは賃貸借契約においては、ますます一般化してくるのではないかと思われます。
(本年の民法改正案では連帯保証人の保証額の上限が定められるようになるようです)

※1「催告の抗弁権」とは保証人が債権者から債務の履行を請求されたときに、先に主たる債務者に催告を
するようにという権利(民法452条)

※2「検索の抗弁権」とは保証人が債権者から債務の履行を請求されたときに、主たる債務者が債務の弁済
ができるだけの財産を持っているから、債務者から返してもらうようにという権利(民法453条)。


宅地建物取引士  堀 大吾