◇218.◇尺貫法の単位(坪・間・尺・寸)について 

 不動産の物件情報の中でも特に重要な要素として”広さ”がありますが土地や建物の広さを㎡(平方メートル)という単位を用いて表す他に、よく【坪】という単位が使われています。
 尺貫法があまり使われなくなった世の中、わかっているようで実はこの単位がよくわからないという方も若いお客様の中にはいらっしゃると思いますので。ここで改めて単位(坪・間・尺・寸)についてご説明したいと思います。

 広さを表す単位【坪・ツボ】とは㎡に直すと1坪:約3.30578平方メートル、1平方メートル:約0.3025坪です。イメージしやすい形でいうと1間(約1.818182m)四方の正方形が1坪ということになります。1間とまた馴染みの薄い単位が出てきましたが畳の長い方の辺(約181.8cm)とイメージするとわかりやすいと思います。ちなみに畳の短い方の1辺の長さは半間(はんげん:約90.9cm)と言います。その半間を3で割ったものが1尺(30.3cm)で、それを10で割ったものが1寸(3.03cm)です。
 転じて尺と言えば長さのこと、物差しなどを表すようになりました(例:巻き尺など)。

 1坪を約3.30578平方メートルという正確な数値を使わず、簡易的に3.3平方メートルで表す場合もありますが3.3で計算をすると100平方メートルで約0.05坪の誤差が生じます。わずかな違いですが、地価の高い大都市圏などでは大きな金額の差となりかねませんので注意が必要です。

 これらの尺貫法による表示は一般の商取引において昭和34年から使用が禁止され、土地建物についても昭和41年に廃止されています。以後は尺貫法の表示を「取引または証明」に使用すると罰金が科せられることになっているのですが、「参考値として併記してもよい」とするなど、現在でも一部の業界などでは慣例的に使われていますので、知っておいて損はないでしょう。

宅地建物取引士 豊田 唯志